𓉐

家・神殿・宮殿(ペル)の意味と読み方

EGYPTIAN HIEROGLYPH O001

U+13250 ガーディナー O1 音価 pr

「家・神殿・宮殿(ペル)」𓉐 の基本データ

ヒエログリフ 𓉐
日本語名 家・神殿・宮殿(ペル)
Unicode U+13250
Unicode正式名称 EGYPTIAN HIEROGLYPH O001
ガーディナー番号 O1
カテゴリ O: 建物
音価(代表) pr
用法 表意文字
使用された時代 古王国 中王国 新王国 プトレマイオス朝

「家・神殿・宮殿(ペル)」𓉐 の意味と象徴

「家(𓉐 per)」は古代エジプトの「家」「神殿」「宮殿」「王宮」を表す重要なヒエログリフです。家屋を真上から見た平面図のように、長方形の中に開口部(入口)が描かれています。古代エジプト語では「per(ペル)」と読み、「出る」「外出する」という動詞の意味も持ちます。

最も重要な用法の一つが「ペル・アア(pr-aA = 大いなる家)」で、これが後に「ファラオ」という王の称号の語源となりました。元々は王宮そのものを指す言葉でしたが、第18王朝以降、王自身を指す称号として転用されました。「ファラオ」はギリシャ語経由で世界に広まった言葉です。

神殿・寺院も「per-神名」と呼ばれ、例えば「Per-Wadjet(ペル・ウアジェト)」はウアジェト女神の神殿、つまりブト(古代エジプトの都市)を意味します。「Per-Aakhmun(ペル・アクメン)」はアメン神殿、現代のテーベ(ルクソール)の語源です。

表意文字としても表音文字(pr)としても機能する非常に多用途な記号で、古代エジプト文書で頻繁に登場します。

「家・神殿・宮殿(ペル)」𓉐 の音価(読み方)

古代エジプト語の翻字(transliteration)と、複数の表記体系における読み方を示します。

表記体系 音価
標準翻字(Manuel de Codage) pr
バリエーション per
バリエーション par

「家・神殿・宮殿(ペル)」𓉐 を使った古代エジプト語

この文字が用いられた代表的な単語・語句の例。翻字(音)と意味を併記しています。

ヒエログリフ 翻字 意味
𓉐 pr 家、神殿、宮殿
𓉐𓂋𓍿 pr-aA 大いなる家、ファラオ
𓉐𓏌 prw 家々、領地

参考・関連リンク