𓂀

ホルスの目(ウジャト眼)の意味と読み方

EGYPTIAN HIEROGLYPH D010

U+13080 ガーディナー D10 音価 wD3t

「ホルスの目(ウジャト眼)」𓂀 の基本データ

ヒエログリフ 𓂀
日本語名 ホルスの目(ウジャト眼)
Unicode U+13080
Unicode正式名称 EGYPTIAN HIEROGLYPH D010
ガーディナー番号 D10
カテゴリ D: 人体の部位
音価(代表) wD3t
用法 表意文字 限定符
使用された時代 古王国 中王国 新王国 プトレマイオス朝

「ホルスの目(ウジャト眼)」𓂀 の意味と象徴

「ホルスの目」は古代エジプト最重要のシンボルの一つで、ハヤブサの神ホルスの左目を様式化したヒエログリフです。「ウジャト眼(wedjat / wdt)」とも呼ばれ、「無事なもの」「完全なもの」を意味します。神話では、ホルスが叔父セトとの戦いで失った左目が、月の神トトによって治癒・修復されたという物語に由来し、再生・癒し・保護・完全性の象徴とされました。

古代エジプトでは護符として広く用いられ、ミイラの包帯に挟まれたり、首飾りや指輪として身につけられました。墓室や石棺、神殿の壁にも頻繁に描かれ、死者の永遠の安寧を祈る役割を担いました。

分数体系としても重要で、ウジャト眼の各部位は1/2、1/4、1/8、1/16、1/32、1/64という二進法的な分数を表したとされています(合計63/64で「不完全」という象徴)。

現代でもタロット、占星術、スピリチュアル、ファッション、タトゥーなどで人気のモチーフ。Apple、AMD、CBSなどのロゴデザインにも影響を与えています。

「ホルスの目(ウジャト眼)」𓂀 の音価(読み方)

古代エジプト語の翻字(transliteration)と、複数の表記体系における読み方を示します。

表記体系 音価
標準翻字(Manuel de Codage) wD3t
バリエーション wedjat
バリエーション wedjet
バリエーション ujat
バリエーション udjat

「ホルスの目(ウジャト眼)」𓂀 を使った古代エジプト語

この文字が用いられた代表的な単語・語句の例。翻字(音)と意味を併記しています。

ヒエログリフ 翻字 意味
𓂀 wD3t ウジャトの目(無事なもの)
𓂀𓏏 wDAt 完全な、無傷な
𓂀𓆑 wD3.f 彼の目(神の目)

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